2026/05/06 22:58

世界中どこへ行っても大人気の、巨大コーヒーチェーン「スターバックス」。 しかし、世界で唯一と言っていいほど、スタバが苦戦し、事業の撤退(直営権を地元企業へ売却)にまで追い込まれた国があるのをご存知ですか?
それが、私がバリスタとして修行を積んだコーヒー大国「オーストラリア」です。
前回のブログで「メルボルンは3歩歩けばカフェがある」とお伝えしましたが、なぜ世界的な大企業が、地元の小さな個人カフェたちに負けてしまったのでしょうか? そこには、オーストラリアの人々の「コーヒーに対する異常なまでのこだわりと愛」が隠されていました。
敗因その1:街のカフェが「安くて、圧倒的に美味しい」
オーストラリアの人々にとって、カフェは日常の一部です。 そのため、街の小さな個人カフェであっても、使っている豆は高品質なスペシャルティコーヒーばかり。そして、凄腕のバリスタが毎日最高のエスプレッソを抽出してくれます。
つまり、オーストラリアでは**「街の小さなカフェに行けば、スタバより安くて、スタバより圧倒的に美味しい本格コーヒーが飲める」**というのが当たり前なのです。 わざわざチェーン店に行かなくても、顔なじみの凄腕バリスタが、いつもの極上の一杯を淹れてくれる環境がすでに完成していました。
敗因その2:「甘いアレンジ」より「コーヒー本来の味」を愛する文化
スタバの代名詞といえば、甘くて美味しい「フラペチーノ」や、シロップたっぷりのアレンジコーヒーですよね。
しかし、オーストラリアのコーヒーカルチャーは少し違いました。 彼らが愛してやまないのは、エスプレッソの濃厚なコクと、ミルクの自然な甘みが調和した「フラットホワイト」や、豆のフルーティーな酸味を楽しむ「浅煎りコーヒー」です。
「砂糖やシロップで甘くするのではなく、コーヒー豆そのものが持つ風味や、ミルクとの相性をダイレクトに味わいたい」 そんな、本質的なコーヒーの味を求めるオーストラリアの人々にとって、スタバの甘いアレンジメニューや高めの価格設定は、彼らのライフスタイルにうまくフィットしなかったのです。
敗因その3:「私だけのカスタマイズ」に応えてくれる個人カフェ
前回もお話ししましたが、オーストラリアのお客様は「ミルクの温度」「泡の量」「豆の種類」など、自分だけの細かいカスタマイズを好みます。
マニュアル化された大規模なチェーン店よりも、「いつもの!」と言うだけで、自分の好みを完璧に把握して淹れてくれる地元の個人カフェの方が、彼らにとっては居心地が良く、かけがえのない場所だったのです。
(※現在オーストラリアにあるスタバは、地元の企業が運営を引き継ぎ、主に観光客や留学生向けとして独自のポジションを築いています!)
オーストラリア基準のクオリティを、あなたのお手元へ
「あのスタバを苦戦させるほど、オーストラリアの個人カフェのレベルって高いんだ……!」 そう思っていただけたでしょうか?
当店『Mocha Tabi Coffee』は、そんな世界一コーヒーに厳しい街・メルボルンでバリスタとして戦ってきた経験がルーツになっています。
オーストラリアの人々が愛してやまない「コーヒー豆本来の華やかな酸味と甘み」。 それを日本の皆様にもおうちで体験していただくために、品質に妥協することなく、果実味あふれる「浅煎り」に特化して焙煎を続けています。
当店おすすめの豆はこちら
〜コロンビア ゲイシャ〜