2026/05/10 14:09

「コーヒーって苦いから苦手……」という方も多いかと思います。
確かに、日本でコーヒーと言えば「黒くて、苦くて、ガツンとくる飲み物」というイメージが定着していますよね。 でも、実はコーヒーが本来持っている味は、フルーツのような甘酸っぱさや華やかな香りです。
では、なぜ日本ではこれほどまでに「コーヒー=苦い」という認識が当たり前になったのでしょうか? そこには、日本独自のユニークなコーヒー文化の歴史が関係していました。
理由1:昭和の「純喫茶」と深煎り文化
日本でコーヒー文化が大きく花開いたのは、昭和の純喫茶ブームの頃です。 当時の喫茶店では、豆を真っ黒になるまで強く焙煎する「深煎り」が圧倒的な主流でした。これには明確な理由があります。
- タバコとの相性: 当時の喫茶店はタバコを吸う場所でもありました。強いタバコの煙に負けない、パンチのある苦味が求められたのです。
- ミルクや砂糖に負けない: 昔はコーヒーにたっぷりのミルクや砂糖を入れるのが定番だったため、それに負けない濃いコーヒーが必要でした。
- 保存と味の安定: 深煎りにすることで味が均一化され、長期間保存しても味がブレにくいというお店側のメリットもありました。
理由2:昔は「高品質な豆」が少なかった
もう一つの大きな理由は、豆の品質です。 現在は世界中から素晴らしい品質のコーヒー豆(スペシャルティコーヒー)が日本に入ってきますが、昔はそうではありませんでした。
輸送技術も今ほど発達しておらず、欠点のある豆や、品質がそれほど高くない豆も多く流通していました。そうした豆の「雑味」や「エグみ」を消し、味を一つにまとめる一番手っ取り早い方法が、「深煎りにして苦味で上書きしてしまうこと」だったのです。
理由3:日本独自の「缶コーヒー」文化
さらに、「コーヒー=苦い」のイメージを決定づけたのが、日本が世界に誇る「缶コーヒー」の存在です。 働く人たちが仕事の合間に自販機でパッと買って飲む缶コーヒーは、「短時間でガツンと目を覚ます満足感」が最重視されました。そのため、強い苦味と強い甘味を組み合わせた味が定番化し、私たちの舌に深く根付いていきました。
世界のトレンドは「浅煎り・フルーティー」へ
一方で、海外に目を向けてみると、コーヒーのトレンドは全く違います。 例えば、日本にも進出して大人気となっているノルウェー発のカフェ「Fuglen(フグレン)」などに代表される北欧や、私がバリスタとして働いていたオーストラリア・メルボルン。
これらのコーヒー先進国では、現在「浅煎り」が圧倒的な主流です。 栽培技術の向上によって最高品質の豆が手に入るようになった今、「豆を焦がして苦くするなんてもったいない!豆本来のフルーツのような酸味や風味(テロワール)を楽しもう」という文化が当たり前になっているのです。
苦いコーヒーが苦手な方にこそ、飲んでほしい
日本の深い歴史が作った「苦いコーヒー」も、もちろん一つの素晴らしい文化です。 しかし、もしあなたが「コーヒーの苦味がちょっと苦手」と感じているなら、ぜひ一度、オーストラリアや北欧で愛されているような「浅煎りコーヒー」を試してみてください。
「えっ、コーヒーってこんなに紅茶みたいにフルーティーなの!?」と、きっと今までの概念が覆るはずです。
当店『Mocha Tabi Coffee』では、豆本来の甘みと香りが爆発する「浅煎り」に特化して焙煎しています。
▼ コーヒーの概念が変わる!当店自慢のフルーティーな浅煎り豆
〜コロンビア ピンクブルボン〜
「コーヒー=苦い」という常識を捨てて、フルーツとしての新しいコーヒーの世界を一緒に楽しんでみませんか?